【Forbes掲載】PR分野におけるARの可能性とは?DEVARが語る今後の展望

【Forbes掲載】PR分野におけるARの可能性とは?DEVARが語る今後の展望

DEVARの創業者兼CEOであるアンナ・ベロワによる新しい記事が、Forbesに掲載されました。MyWebARブログでは、その本文をビジュアルとともにご紹介します。

最近、マーケター向けのニュースレターで興味深いトレンドを目にしました。2024年、多くのPR担当者がキャンペーンに没入型テクノロジー(AR・VR)を取り入れる予定だというのです。背景には、見逃せない数字があります。たとえば、AR体験つきのプロダクトに触れたユーザーは、コンバージョンが94%上昇する可能性があるというデータもあります。さらに、Adweekのレポートでは、VRをマーケティングに活用しているブランドは「おすすめしたくなる」と答えた消費者が71%にのぼりました。

私は8年以上ARに取り組むテクノロジー企業の経営者として、このテーマを「PRの実務」に引き寄せて考えてみたいと思います。トレンドや調査を参照しつつ、もう一つの重要なヒントになったのが、私たちのARコンテンツ制作プラットフォーム(MyWebAR)のユーザー調査です。数多くのクリエイターやブランドが利用するこのデータは、PR領域におけるARの“実装可能性”を測るうえで、とても有効でした。

ここからは、私たちのデータと他社の事例を踏まえ、PR強化にARが活きやすい領域を紹介します。

1. リテール

リテールで最も分かりやすいのが、ARの「バーチャル試着」です。コスメ、ヘアスタイル、服、靴、ジュエリー、家具、壁のペイント色など、対象は一気に広がります。ある調査では、消費者の71.5%が購入時にARを使ってみたいと回答しています。

成功例も豊富です。Estée Lauderのバーチャル試着はコンバージョンが67%向上し、サイト滞在時間も2.5倍になったという報告があります。Adidasは靴のパッケージにARのQRを組み込み、ブランドエンゲージメントが50%増加。IkeaはARで家具の「試し置き」を可能にし、オンライン売上が75%増加したという事例もあります。

さらに興味深いのは「ARがあると、払ってもいい金額が上がる」ことです。ARで体験できる商品には、最大40%高くても購入したいという調査もあります。

2. マーケティング

ARは、パッケージやブックカバー、ロイヤルティ施策まで幅広く使えます。リテール以外にも、飲食、自動車、開発プロジェクトなどでAR活用が進んでいます。メディアエージェンシーの動きとして「29%がARとVR広告の両方を購入している」「7割のプランニング/バイイング会社がAR・VRをもっと使いたい」といった統計もあります。

PR担当者にとって重要なのは、ARが“フィジカル”を起点にデジタル体験へつなげられる点です。デジタル上の商品の話題は増えていますが、実物の商品そのものが「デジタルへの入口」になることは、PRの設計上かなり強い武器になります。

そして私は、ARグラスが一般化すると、スマートフォン革命のように消費行動が変わる可能性があると見ています。デジタルコンテンツを持たない商品が、選ばれにくくなる未来も十分あり得ます。

3. プロダクトに組み込むAR

ARが「プロモーション」ではなく「商品そのものの一部」になる領域もあります。イベント、子ども向け玩具、書籍、映画、そしてアート。アーティストは作品を作るだけでなく、デジタルレイヤーで拡張できます。私たちや海外パートナーの経験でも、AR書籍は通常の書籍より流通が伸びやすい傾向があります。LegoやKinder Surpriseのように、子ども向け商品にARを組み込む事例もすでにあります。

展示会やイベントでも、ナビゲーションや没入体験のためにARが使われ始めています。そして映画産業が本格的にARを取り入れたらどうなるか。たとえばドラマのキャラクターが「スクリーンから自宅に飛び出す」ような体験は、PRにとってほぼ無限のプロモーション余地を生みます

課題と乗り越え方

もちろん、新しい技術を導入する以上、PR部門にも課題はあります。ARの実装とスケールには適切な人材が必要ですが、多くの企業ではまだ社内に十分いないのが現状です。長期的なデータや蓄積が少ないことも、意思決定を遅らせます。

だからこそ、PRチームには「ARの使い方」だけでなく「発想の幅」をセットで育てることが重要です。そうでないと、プロジェクトは単調になりやすい。PRは“実験者”であるべきです。そして、ユーザーが新しい体験に慣れていくステップ設計も欠かせません。

いま、できること

ARグラスやヘッドセットの普及を待つ必要はありません。ARがWebに移行することで、無数のアプリを入れなくても体験できる環境が整いつつあります。Web対応チャネルでキャンペーンを実行できるのも大きなメリットです。

さらに、3Dモデル制作(AI活用を含む)、アニメーション、AR配置のサービスは急速に拡大しています。ノーコード型プラットフォームが増えたことで、プログラミングや3D制作の専門知識がなくてもARを作れるようになりました。実際、普通のPR担当者が数分でARプロジェクトを組める時代に入っています。

PRチームが押さえるべきARの使いどころ

PRチームにARを取り入れるなら、まずは次の用途が現実的です。

  • プレスリリース:本文にQRを入れるだけで、記者が3Dでプロダクトやテスト内容を確認できる
  • SNS:AR体験へのリンクを投稿したり、ARの見え方を写真・動画で見せたりできる
  • 展示会・カンファレンス:配布資料や登壇スライドにQRを入れるだけで、体験の没入度が上がる
  • 記者会見・メディアツアー:メディアキットにARを組み込むことで体験価値を上げられる

近い将来、PR担当者にとって「没入型テクノロジーを扱えること」は必須スキルになっていくはずです。このテーマは、次回の記事でもさらに掘り下げます。

(アンナ・ベロワ:DEVAR Founder & CEO / Forbes 30 Under 30 / ARテクノロジー専門家)

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